群馬県庁に在日フランス商議所が拠点、大都市以外で初

2024年5月13日

在日フランス商工会議所は近く群馬県庁内に「群馬デスク」を開設する。同商議所としては東京、大阪、名古屋、福岡に次ぐ国内5番目の拠点で大都市以外では初。日本で事業を拡大する仏企業や同国に関心のある県内企業の橋渡しや交流を後押しする。

ジェローム・シュシャン会頭（ゴディバジャパン社長）と山本一太知事が9日、県庁で合意書を交わした。同商議所は日仏の650以上の企業が加入。2023年11月に都内で開かれた日仏ビジネスサミットに参加した山本知事にシュシャン会頭が開設をもちかけた。県庁32階の官民共創スペース「ネツゲン」に設ける。詳細は今後詰める。

群馬県内では日本ミシュランタイヤが23年8月に本社を都内から太田市に移したほか、ダノンジャパン（東京・目黒）の工場が館林市にあり、同国企業が一定の存在感を持つ。古くは富岡製糸場（富岡市）の開設時に仏技術者が指導にあたり、ビジネスや技術で交流の歴史もある。

https://www.nikkei.com/article/DGXZQOCC102BP0Q4A510C2000000/