日米豪、フィリピンへの艦船派遣を視野に入れた訓練を実施
日本、アメリカ、オーストラリアは、来週フィリピンの南シナ海で3カ国海軍訓練を実施するため、航空機を搭載した艦船を派遣することを検討している、と関係筋が語った。
水曜日に予定されている演習は、今月初めにマニラが支配する南シナ海の第2トーマス諸島付近で、中国沿岸警備隊がフィリピン軍チャーターのボートに水鉄砲を発射し、中国とフィリピンの緊張が高まる中で行われる。
情報筋によれば、海上自衛隊は、来年か2025年に予定されている追加改修を経て事実上の空母となる予定の、最大の護衛艦「いずも」を派遣することを決定したという。
オーストラリア海軍は水陸両用強襲揚陸艦「キャンベラ」を、アメリカ海軍は水陸両用強襲揚陸艦「アメリカ」を派遣する予定だという。
情報筋によれば、3隻の艦の甲板を使った航空機の離着陸練習を含む、想定される合同演習を通じて、米国とその安全保障同盟国は、「航行の自由」を守ることへのコミットメントを示すことを目的としているという。
情報筋によれば、「いずも」は来週の金曜日にマニラに寄港する予定だという。
情報筋によれば、他の3カ国の航空機はフィリピンの軍艦の甲板に着陸するには大きすぎるため、フィリピン軍は合同訓練への参加を「キャンセル」したという。
その代わりに、4カ国の司令官がフィリピンの首都に集まり、「強いメッセージ」を送る可能性があるという。
情報筋によれば、4カ国は海軍訓練と並行して、自国の艦船による海上パトロールを合同で実施することを検討しているが、この計画は最終決定には至らなかったという。
南シナ海における北京の軍事的圧力の増大と自己主張的な活動に直面し、マニラは東京、ワシントン、キャンベラとの安全保障協力の強化に注力している。
日本、アメリカ、オーストラリア、フィリピンは6月にシンガポールで初の国防相会合を開き、自由で開かれたインド太平洋を推進するために安全保障協力を強化することに合意した。
南シナ海のほぼ全域の領有権を主張する中国は、世界で最も交通量の多い航路があるこの海域に、軍事インフラを備えた人工島を急速に建設してきた。
2月には、中国沿岸警備隊がフィリピンの巡視船に軍事用のレーザーを照射した。
https://japantoday.com/category/politics/update1-japan-u.s.-australia-eye-ship-deployment-to-philippines-for-drill