日本郵船の運搬船、拿捕 イエメン武装組織が紅海で―邦人は乗船せず
2023年11月20日
【エルサレム時事】イスラエル首相府と同国軍は19日、紅海南部で貨物船が拿捕(だほ)されたと発表した。日本の国土交通省はこれに関し、日本郵船から日本時間同日午後10時すぎ、同社運航の自動車運搬船「ギャラクシー・リーダー」が「拿捕されたようだ」との連絡を受けたと明らかにした。日本人は乗船していないといい、国交省が情報収集を進めている。 イスラエル側の発表によれば、拿捕された船にはウクライナやフィリピンなど多国籍の船員25人が乗っていた。イスラエル人は含まれていない。同船はトルコからインドに向けて航行していた。 イスラエル首相府は声明で、イスラエルと敵対するイエメンの武装組織フーシ派が「イランの指導を受けて(船を)乗っ取った」と批判。「国際船舶へのイランの攻撃を非難する」と強調した。 ギャラクシー・リーダーは英企業所有で、日本郵船がチャーターしていた。(2023/11/20-01:15)
https://www.jiji.com/amp/article?k=2023112000006&g=int