【能登半島地震】道路が沈み、家が傾く 新潟市西区で多発「液状化現象」 なぜ発生したのか《新潟》
1/7(日)
今回の地震では各地で液状化現象が見られました。特に新潟市西区では道路の陥没や家が傾くなどの被害が出ています。なぜこの地域で被害が多かったのか、また液状化のメカニズムとは。あらためて検証します。
(中略)
新潟大学・災害・復興科学研究所の卜部厚志教授に聞きました。
卜部教授
「新潟市内の中でいちばん液状化、最初にするならここというような地形や地質になっている」
卜部教授によりますと、被害が多かった新潟市西区の県道16号沿いは、砂丘のすそ野にあたり、液状化現象が起きやすい場所だといいます。
卜部教授
「60年前の新潟地震のときにも起こっていたんですけれども西区の砂丘のすそ野で、1年間を通してずっと地下水がわいていて、なので砂丘の砂はさらさらしていて粒ぞろいの砂で地下水がわいているということは地面のところまで水に満たされているというところで。新潟市の中でいちばん液状化に弱い部分を狙い撃ちされたというか、被害が出た」
液状化現象とはどのようなメカニズムで発生するのでしょうか。
(中略)
こちらは北陸地方整備局が公開している「液状化しやすさマップ」です。新潟市では、川沿いなどが危険度の高い赤で示されています。
卜部教授
「新潟市全体としては、もっと強い揺れを受けたら全部が液状化する。どこが一番弱いのという言い方も変だが、意味を伝えて自分のところなのかを考えていただくという機会を設けていかないと液状化は繰り返しますので」
国が公表している地図を確認するなどして、改めて住んでいる地域の特徴を知る必要がありそうです
https://news.yahoo.co.jp/articles/4ba48a56f7e079b14e52a28fce54f1128b749018