武田薬品、スイス企業とアルツハイマー病治療薬のライセンス契約を締結

2024年5月14日

日本の武田薬品工業は13日、アルツハイマー病治療薬候補に関して、スイスのバイオ医薬品企業ACイミューンとライセンス契約を締結したと発表した。

武田薬品はACイミューンに対して、契約一時金として1億ドル（約150億円）を支払うほか、開発や商業化の進捗などに応じて最大約21億ドル（約3200億円）を支払う。

武田薬品の発表によると、ACイミューンが持つアルツハイマー病の原因物質の一つとされる「アミロイド」というたんぱく質を標的とする能動免疫療法に関する全世界の独占的オプションとライセンス契約を締結した。

武田薬品によると、開発中の治療薬により、アルツハイマー病の進行を遅らせる可能性がある。武田薬品はオプション行使以降の臨床開発を武田薬品の費用負担で行い、世界各地での申請業務と全世界での商業化の責任を負うとしている。

https://sputniknews.jp/20240514/18395464.html