こちらの記事からの転載です
https://indeep.jp/oxygen-deprivation-mask-syndrome-odms/
「酸素欠乏マスク症候群」が小さな子どもたちに引き起こす不可逆的な脳や神経、そして「目」への影響
投稿日:2024年8月31日
「不可逆的な損傷」
地域にもよるのでしょうけれど、私の住むあたりの街中では、さすがにマスクをしている人は少なくなりましたが、それでも、今でも、たまに小さな子がマスクをしている光景を見ることはあります。
思い出してみれば、パンデミックが始まって以来、最も「戦ってきた」(表現が苦笑ですが)相手は「マスク」でした。特に小さな子どもと妊婦さんのマスク着用に対してでした。
2020年から、その悪影響について、何十本くらいあるのかわからないですが(マスク関係の記事一覧はこちらにあります)、ずいぶんと書かせていただいた記憶があります。
当初の頃、つまり 2020年や 2021年などの当時は、巷では「マスクに予防効果があるかないか」というような議論もあったようですが、私は常に、
「長期のマスク着用には純粋な有害性しかない」
として記事を書いていました。感染予防に効果があるかどうかなどはどうでもいいほどの重大な有害性が存在します。
今でもそれは正しいと思っています。
2020年の夏頃には、マスクが小さな子どもにもたらす「別の作用」を知ることにもなります。「表情の学習の阻害」です。
(記事)マスク社会がもたらす「本当のディストピア化が何か」に気づいた。それは表情を学ぶ機会を失った赤ちゃんたちによる「人の感情を理解しない人々の社会」の誕生 In Deep 2020年8月26日
この「結果」が露呈してくるのは、数年後、あるいは今の子どもたちが大人になってからのことですが、「小さな頃に表情を学ばなかった人たち」が、社会の主軸となっていくのですから、すごいことですよ。
さて最近、マスクに関しての 2022年の医学記事を読みました。
これが多くの論文を引用した、とてもいい記事でしたので、新しいものではないですが、ご紹介したいと思います。わりと長いです。
さまざまなマスクの悪影響が書かれているのですが、私が知らなかったことがありました。
「目も酸素不足に非常に敏感」
なのだそうです。以下のようにあります。
目も、たとえ短時間であっても酸素不足に非常に敏感で、特に網膜は永久的な損傷を受ける可能性がある。研究によると、全身性高酸素症、高炭酸ガス血症、低酸素症は網膜灌流を変化させ、目に損傷を与えることが知られている(論文)。そのため、眼疾患のある人はマスク着用により大きなリスクにさらされる。
また、医学博士のマーガリット・グリース・ブリッソン博士という方の述べていたことは、2020年から私が懸念していたことで、マスクによる酸欠の影響は「不可逆的である可能性がある」ということを述べています。
たとえば、脳です。
慢性的な酸素欠乏状態になると…脳内の酸素不足は進行し続けます。神経変性疾患は数年から数十年かけて発症することが分かっています。
マスクを着用し、吐いた空気を再び呼吸することに慣れたと思っている間にも、酸素欠乏状態が続くと、脳内の変性プロセスは増幅されていきます。
2つ目の問題は、脳内の神経細胞が正常に分裂できないことです。したがって、数か月以内にマスクを外して再び自由に酸素を呼吸できるようになったとしても、失われた神経細胞は再生されなくなります。失われたものは失われたままです。
この「失われたものは失われたまま」という点ですね。これは脳が成長中の小さな子どもに当てはまることです。
そして、神経変性による疾患は、数年、数十年かけてから明らかになってくる。
マスク着用の有害性は大人にはあまり関係ありません。ですので、着用したい大人は好きなだけマスクをしていればいいです。でも、子どもは違います。
それによって、脳や神経や内臓に大きなダメージを受けて、そのうちのいくつかの機能が失われたまま成長するしかなくなるのです。
医学記事をご紹介します。
参考文献として示されている論文は基本的にすべてリンクしています。
なお、これは 2022年2月、つまり 2年半前の、まだ海外でもマスクの着用が続いていた頃の記事だということをご念頭に置かれて読んでいただきますと幸いです。