Anonymous ID: 77fb41 Sept. 12, 2024, 1:26 a.m. No.21575655   🗄️.is 🔗kun   >>5657 >>1433 >>7855

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専門家「ハリス氏のほうがやや優勢」

 

アメリカ政治に詳しい慶應義塾大学の渡辺靖教授は、テレビ討論会について、「双方ともに大きな失点はなかった」としたうえで、「選挙のカギを握るのは、まだ態度を決めかねている穏健派や無党派の人たちだ。こうした人たちのことを考えると、今回はハリス氏のほうがやや優勢だったと思う」という見方を示しました。

 

渡辺教授は無党派層などの心情について「ハリス氏で大丈夫なのかということが大きな不安材料だったはずだ」と指摘し、「ハリス氏は自身のことをよく知らない人に対し、生い立ちなどを振り返りながら、労働者、中間層の人たちの共感を勝ち取ろうとした」と評価しました。

 

そのうえでハリス氏について、「より過激な言動を繰り返すトランプ氏の手法はもう古いんだ、うんざりだと、もっと前に進もうという無党派層・穏健派の人たちの思いに訴えるアプローチをとった」と述べました。

 

特に印象に残った発言として、「私はバイデンではない、トランプでもない」というハリス氏の切り返しや、「次世代を切り開いていこう」と語りかけた「Let’s turnthe page」というフレーズを挙げ、「核となるメッセージだった」と指摘しました。

 

さらに、ハリス氏は「表情豊かに笑顔を見せたり、あごに手をあてて『そうですか』というようなニュアンスの表情を見せたりして、全体的に余裕を感じた」と述べました。

 

一方のトランプ氏について、渡辺教授は「無党派層の支持をとりに行くという点では同じで、あまり不規則発言をせず、厳しい表情を崩さないで、抑制的だった」と評価しました。

 

そのうえで、トランプ氏が話が脱線し、司会者から問い直される場面が複数回あったとし、「トランプ氏にとってはごく当たり前で支持者は違和感をもっていないと思うが、討論会を見て態度を決めようと思っている無党派層の人たちには、安定性に欠けると見えたかもしれない」という見方を示しました。

 

そのうえで今回の討論会について、「ノックアウトパンチのような決定打はなかったが、選挙のカギを握る激戦州のまだ態度を決めかねている人たちにとっては、ハリス氏のほうが優勢だったと思う」という見方を示したうえで、今後の焦点について、投票のための有権者登録に触れ「候補者のイメージやメッセージだけではなく、実際に有権者にいかに登録をし投票してもらうかというきめ細かい対応をしていけるかがカギになる」と述べました。