日米、今後も国際秩序の中核 大統領私邸で首脳会談
2024年09月22日
【ウィルミントン時事】米国を訪問中の岸田文雄首相は21日午前(日本時間22日未明)、バイデン大統領と東部デラウェア州ウィルミントンの同氏の私邸で約1時間会談した。日米同盟の抑止力・対処力を強化していく重要性を確認。今後も日米が国際秩序の中核を担う「グローバル・パートナー」であり続けることを申し合わせた。
首相が在任中にバイデン氏と個別に会談するのは今回が最後。バイデン氏はこれまで3年間の首相の指導力をたたえ、ロシアの侵攻を受けた対ウクライナ支援や日韓関係の改善などを評価した。
首相は「バイデン氏の力強いリーダーシップにより、日米同盟はかつてなく強固になった」と強調。両氏は、安全保障分野の日米協力を着実に深化させることで一致した。
中国による東・南シナ海進出の動きに毅然(きぜん)として対応していく方針を確認。「台湾海峡の平和と安定の重要性」を主張する立場も改めて共有した。
https://www.jiji.com/sp/article?k=2024092200164&g=pol
日米首脳、互いに功績を称賛 「日米同盟かつてなく強固に」
2024年9月22日
訪米中の岸田文雄首相は21日(日本時間22日)、東部デラウェア州でバイデン米大統領と会談を行った。近く退任する両首脳だが、今後も日米両国が国際秩序の中核を担うグローバル・パートナーであり続けることを確認した。
岸田首相は、国際秩序が新たな挑戦に直面し歴史的な転換点を迎える中、日米同盟や日米協力の重要性が一層高まっていると強調。「日米同盟がかつてなく強固になった」とバイデン大統領のリーダーシップを称賛した。
バイデン大統領は、岸田首相との特別な友情に対して謝意を述べ、日米関係の発展や国際社会が直面する課題への対応における岸田首相のこれまでの貢献を称賛した。
両首脳は、日米同盟の抑止力・対処力を引き続き向上させることの重要性で一致した。
両首脳は、今年4月の日米首脳共同声明に基づき、日米安全保障協力の取り組みを着実に進めることで一致した。
地域情勢については、中国をめぐる諸課題への対応、中東情勢について意見交換を行った。ウクライナ情勢を巡り、岸田首相は対露制裁とウクライナ支援を継続していく決意を述べ、今後も緊密に連携していくことで一致した。
岸田首相は会談後、日米豪印の協力枠組み「クアッド」の首脳会合に出席している。その後、ニューヨークで開かれる国連総会にも参加する。
https://sputniknews.jp/20240922/19114211.html