トランプ氏がイスラエル首相と会談、中東の平和回復を約束
2024年7月27日
ドナルド・トランプ氏がイスラエルのネタニヤフ首相と会談し、中東の平和回復に全力を尽くすと約束した。トランプ陣営が発表したプレスリリースで明らかになった。
ネタニヤフ首相はフロリダ州マールアラーゴにあるトランプ氏の邸宅を訪問し、会談した。陣営のプレスリリースによると、トランプ氏はハマスによるテロ攻撃を受けたイスラエルに連帯を表明したほか、政権を奪取したのちに中東の平和を回復するほか、全米の大学キャンパスで生じている反ユダヤ主義を取り締まると約束した。
一方のネタニヤフ首相は米国の大使館をエルサレムに移転したことや、イラン核合意からの離脱、国内外における反ユダヤ主義の取り締まりなど、共和党政権時にトランプ氏が進めた親イスラエル的政策に感謝の意を表した。
イスラエルは2023年10月7日、ガザ地区からミサイル攻撃を受けた。さらにイスラム主義組織「ハマス」の戦闘員がイスラエル側に侵入し、200人以上の人質をとった。当局によると、約1200人が死亡した。その後、イスラエル国防軍はガザ地区で「鉄の剣」作戦を開始した。イスラエルはガザ地区の完全封鎖を発表し、水、電気、燃料、食料、医薬品の供給を停止した。ガザ保健省によると、10月7日以降に行われた攻撃による死者数は3万9千人を超え、8万9800人以上が負傷した。
https://sputniknews.jp/20240727/18880353.html