空気浄化するための植物
NASAの研究では、有毒物質であるベンゼンを 24時間で 79.5%も削減できることが判明した。トリクロロエチレンに関しては 23%削減され、これはテストされたすべての植物の中で最も高い削減量だった。 1日で 16,167マイクログラムのホルムアルデヒドも除去された。
バーミンガム大学の研究者たちが 2022年に実施した研究では、カラーを含む 3種類の一般的な観葉植物が室内空気汚染の除去に役立つかどうかがテストされたが、 3つの植物はすべて大気汚染に対して有効であることが証明され、暴露された二酸化窒素の約半分をわずか 1時間で除去した (論文)。
ドラセナ・フラグランス(日本では「幸福の木」などとも呼ばれます)
この植物も 2022年から研究に含まれており、そのため大気汚染に対して効果的だ。 NASA の研究では、この植物がホルムアルデヒドに対して優れた効果を持っていることも判明している。
アイビー(あるいは、ヘデラ・ヘリックス)
アイビーは NASA の研究にも含まれており、すべての植物の中でベンゼンのレベルを下げるのに最も優れており、24時間でなんと 89.8%も減らすことが証明された。トリクロロエチレンについては、24時間で 10.9%が除去された。ホルムアルデヒドは 24時間で 9,653マイクログラム減少した。
ザミオクルカス
2013年の研究では、この植物が室内環境からベンゼン、トルエン、エチルベンゼン、キシレンなどの有害物質を効果的に除去できることが示されている。
2020年の別の研究では、この植物がエチルベンゼンの濃度を低減する特に優れた能力を持っていることが判明した (論文)。
研究者たちはまた、サンセベリア(という観葉植物があります)などの他の植物と組み合わせると、特にトルエンやホルムアルデヒドの空気浄化を改善するプラスの効果も確認した (論文)。
アロエベラ
アロエベラは、屋外に使用しても多くの治癒効果と健康効果があることで知られているが、家の空気を浄化する優れた助けになるとも考えられている。
2つの異なるレビュー研究では、アロエベラは、ホルムアルデヒドとベンゼンだけでなくキシレンの除去にも効果的であることが示されている (論文)。
この植物は NASA の研究にも含まれており、 24時間で 1,555マイクログラムのホルムアルデヒドを除去できると結論づけられた。
ここまでです。
興味深かったのは、ストレスに関しての研究で「本物の植物」と「植物の写真」が使われていた部分で、「本物」でも「写真」でも、どちらも良好な反応を見せたというところです。つまり、どうやら人間の精神は「緑という色に反応する」ようにできているのかもしれません。
このあたりについては、もう 10年近く前の記事ですが、「植物が緑である理由がわかった」というような以下の記事を書いています。
(記事)植物が「緑色」であり続ける理由がわかった! そして人間の生活システムの完成は「植物との完全な共生」にあるのかもしれないことも In Deep 2015年07月06日
内容は曖昧な記事かもしれないですが、「緑」という色に大きな意味があるのだと今も思います。
とにかく、植物は人類が最期になるまで、人類を助け続けてくれるはずです。