台湾海峡を初めて通過した海自護衛艦「さざなみ」、米国・豪州など４か国と共同訓練実施

2024/09/28 18:21

防衛省は、海上自衛隊の護衛艦「さざなみ」が２８日に南シナ海で米国、豪州、ニュージーランド、フィリピンの４か国と共同訓練を実施したと発表した。さざなみは２５日に台湾海峡を初めて通過して訓練に向かっており、覇権主義的な行動を強める中国をけん制する狙いがある。

共同訓練は「自由で開かれたインド太平洋」に賛同する多国間の「海上協同活動」の一環で、今回で４回目。さざなみは、各国の駆逐艦やフリゲート艦などとフィリピンの排他的経済水域（ＥＥＺ）内で隊列を組んで航行するなどした。

https://www.yomiuri.co.jp/world/20240928-OYT1T50110/

アジア版ＮＡＴＯで核共有検討を　「在グアム自衛隊」提案―石破氏

2024年09月29日

【ワシントン時事】自民党の石破茂新総裁は２７日付の米シンクタンク「ハドソン研究所」への寄稿で、アジア版北大西洋条約機構（ＮＡＴＯ）創設が「不可欠だ」と訴えた。また、抑止力確保に向け、アジア版ＮＡＴＯで米国の「核の共有や持ち込み」を検討すべきだと主張した。

寄稿では、軍事協力を深めるロシアと北朝鮮との間で「核技術の移転が進んでいる」と指摘。急速に核戦力を強化する中国にも触れ、米国の核戦力で同盟国を守る「拡大抑止」が「機能しなくなっている」と懸念を示し、中朝ロの「核連合」に対抗する抑止力を確保すべきだと強調した。

さらに、米英同盟並みに「対等な国」へと日米同盟を強化すべきだと表明。日米安全保障条約や地位協定の改定を通じ、米領グアムに自衛隊を駐留させることを提案し、外交・安保政策の柱として国家安保基本法の制定を急ぐ考えも示した。

https://www.jiji.com/sp/article?k=2024092900009&g=pol

ロシア、日本の常任理事国入り否定

【ニューヨーク共同】ロシアのラブロフ外相は28日、ニューヨークで開かれている国連総会の一般討論で演説し、安全保障理事会改革の必要性を訴えた。インドとブラジルの常任理事国入りを支持する一方、日本には否定的な見解を示した。

2024年09月29日

https://www.47news.jp/11552143.html

日本は軍事政権下のミャンマーに新たな特使を派遣しない：情報筋

日本は、現在の特使が今週末に同国を去り、公使が代理として職務を引き継いだ後、新たな駐ミャンマー大使を派遣せず、2021年のクーデター以来、軍事政権下にある同国との関係を格下げすると、外交筋が木曜日に述べた。

新しい大使は、2021年2月1日にアウンサンスーチー政権を追放した軍事政権に信任状を提出する必要があり、日本は特使の派遣が軍事政権を支持するものと受け取られることを懸念していたという。

欧米諸国とは異なり、クーデター以降、軍や関連する個人・団体に制裁を課していない東京は、軍政とのつながりを維持しているが、ミャンマーでの存在感は低下する可能性があるという。

しかし日本の外交筋は、「（日本にとって）ミャンマーの重要性は変わらない。このことを（日本内外で）徹底的に説明し、理解を求めていく」と述べた。

クーデター後、アメリカ、ヨーロッパの一部の国、韓国はミャンマーとの外交関係を格下げした。

情報筋によれば、丸山一郎駐ミャンマー日本大使は、2018年から務めてきた同職を今週中に離れる予定だという。在ヤンゴン日本大使館の吉武省吾公使が代理大使を務める。

今回の決定は、ミャンマーが昨年10月以降、反対勢力が勢いを増す中、軍部と民主化抵抗勢力、少数民族の反政府勢力との対立が長期化する中で下された。

https://japantoday.com/category/politics/japan-will-not-send-new-envoy-to-military-ruled-myanmar-sources