トランプ大統領夫妻、フロリダ州で安倍元首相の未亡人と夕食会
ドナルド・トランプ次期米大統領は日曜日、殺害された安倍晋三元首相の未亡人である安倍昭恵夫人とフロリダのリゾート地マー・ア・ラゴで面会した。
1月20日に2期目としてホワイトハウスに戻る前大統領とメラニア・トランプは、彼女のためにプライベートディナーを催したと見られている。11月5日の大統領選挙に勝利して以来、トランプ氏と日本人の間で知られる初めての会談である。
「マー・ア・ラゴで再び安倍昭恵夫人をもてなすことができて光栄でした」とトランプ氏の妻はXで述べ、安倍昭恵氏を真ん中にした3人の写真を投稿した。「私たちは彼女の亡き夫、安倍元首相を偲び、その素晴らしい遺産を称えました」。
彼女のトランプ邸訪問は、石破茂首相が南米から東京に戻る途中、次期大統領との直接会談を希望していたにもかかわらず実現しなかった約1カ月後に行われた。
国際会議に出席した後、ペルーで記者団に語った石破氏によると、当時トランプ氏のチームは、法的な制約から就任前に次期大統領と会談することはできないと説明していたという。
しかしその後、トランプ氏はカナダのジャスティン・トルドー首相やフランスのエマニュエル・マクロン大統領など、他の世界の指導者たちと会談を行っている。
世界の指導者のなかでも、トランプ大統領は最初の大統領在任中、故安倍首相と特に良好な関係にあった。
安倍首相が次期大統領と会うためにニューヨークのトランプ・タワーに駆けつけ、金色のゴルフクラブを贈呈したのだ。
何度もゴルフに参加した安倍は、健康上の理由で2020年に辞任した。それから約2年後、選挙演説中に狙撃された。
2017年2月、ワシントンでの会談後、両夫妻はエアフォース・ワンでフロリダに飛び、トランプの豪邸マー・ア・ラーゴで夕食を共にした。
翌日ゴルフを楽しんだ後、北朝鮮が日本海に向けて弾道ミサイルを試射したため、安倍とトランプは即席の共同記者会見を開かなければならなかった。
日本政府関係者によると、安倍昭恵氏とトランプ氏の会談は内々に調整されたもので、政府の関与はなかったと強調した。
会談に先立ち、アメリカの主要メディアは、トランプ大統領が日曜日に彼女のためにプライベートな夕食会を開くと報じた。
CNNは、次期大統領に近い情報筋の話として、トランプ大統領は定期的に彼女に電話をかけて様子をうかがっていると伝えた。
10月に就任した石破氏は、与党自民党内の安倍首相や故首相の派閥を声高に批判していた。
石破氏は現在、就任後できるだけ早い時期にトランプ氏と直接会談することを望んでいる。
https://japantoday.com/category/politics/urgent-trump-meets-widow-of-ex-japanese-pm-abe-in-florida