自民 “アジア版NATO”構想踏まえ 安保検討の特命委員会で議論
2024年11月28日
石破総理大臣がアジア地域の新たな多国間安全保障体制「アジア版NATO」の構築に意欲を示していることを踏まえ、自民党は、地域の安全保障のあり方を検討する特命委員会を設け、期限は設けずに議論を進めることになりました。
特命委員会は28日が初会合で、トップを務める小野寺政務調査会長は「『アジア版NATO』や日米地位協定の改定は、一朝一夕でできる課題ではなく議論の積み上げが大切だ。日米同盟を中心に他国とも連携を強め、対処力と抑止力を高めていく」と述べました。
会合では、外務省などから最新の安全保障情勢について説明を受けたあと出席した議員が意見を交わし、「アメリカのトランプ次期大統領の外交政策を見極める必要がある」という指摘や、「台湾有事も念頭に置きながら検討するべきだ」といった意見が出されました。
そして今後は有識者から意見を聞くなど、特に期限は設けずに議論を進め、提言のとりまとめを目指すことになりました。
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20241128/k10014652841000.html