ミャンマー国営テレビ 大地震“694人死亡 1670人けが”
2025年3月29日 12時51分
ミャンマーの国営テレビは29日、SNSに投稿し、今回のミャンマー中部で発生した大地震でこれまでに少なくとも694人が死亡し、1670人がけがをしたと伝えました。
日本時間の28日午後発生したミャンマー中部を震源とするマグニチュード7.7の大地震では、激しい揺れに見舞われた第2の都市マンダレーや首都ネピドーなどで大きな被害が出ています。
いまも各地で倒壊した建物などの下に取り残されている人が多数いるとみられ、現地では軍や地元当局などが救助活動を続けていますが、各地で道路が寸断されているほか、電話やインターネットがつながらない地域も少なくなく、被害の全容はいまだに明らかになっていません。
一方、この地震で、隣国タイの首都バンコクでも建設中の高層ビルが倒壊し、これまでに少なくとも5人が死亡し、17人がけがをしたということです。 現場では、およそ100人が取り残されているとみられ、一夜明けた29日も行方不明となっている人たちの捜索活動が続けられています。 現場近くには夜を徹して活動を続けているレスキュー隊のための炊き出しなども行われていました。 また、現場には行方不明者の家族や友人も集まっていて、捜索の様子を不安そうな表情で見守っていました。 2人の息子と現場を訪れていた女性は、地震のあと、夫と連絡がつかないということで、「夫はとても優しい人です。早く無事に帰ってきてほしい」と話していました。
USGS=アメリカの地質調査所によりますと、日本時間の28日午後3時20分ごろ、ミャンマー中部のマンダレー付近を震源とするマグニチュード7.7の大きな地震がありました。 震源の深さはおよそ10キロと推定されています。 この10分あまりあとにも近くでマグニチュード6.7の地震が発生するなど揺れが続いています。
詳細
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20250329/k10014764301000.html