Three Japanese nationals found guilty over PFAS pollution in Italy
イタリアのPFAS汚染で日本人3人が有罪判決
Jun 27, 2025
イタリアの裁判所は木曜日、三菱商事の旧子会社の元役員を含む日本人3名に対し、「永遠の化学物質」とも呼ばれるPFASによる水質汚染の罪で有罪判決を下した。
3名は、PFAS汚染への関与を理由に2年から18年の懲役刑を言い渡された11人の被告のうちの1人である。
報道によると、日本人2名はそれぞれ16年の懲役刑、残りの日本人1名は11年の懲役刑を言い渡された。
この事件では計15人が起訴され、4人は無罪となった。
2018年に倒産した三菱商事の旧子会社ミテーニは、1960年代からヴェネト州ヴィチェンツァ県の工場でPFAS(パーフルオロアルキル化合物およびポリフルオロアルキル化合物)を生産していた。工場からの廃棄物の漏洩が、広範囲にわたる水質および土壌汚染を引き起こしたとみられている。
2013年、イタリア政府はヴェネト州に対し、水道水に含まれるPFAS濃度が懸念される水準にあると警告し、同州は司法当局に通報しました。
裁判所はまた、汚染に関与した個人および企業の民事責任を認め、住民、州、そして中央政府に対し、総額6,000万ユーロ(約102億円)を超える損害賠償の支払いを命じました。
ヴェネト州のルカ・ザイア州知事は、裁判所が環境被害と水質汚染を認めたことは、正義への一歩だと述べました。
japantimes.co.jp/environment/2025/06/27/italy-court-pfas-ruling/