High-tech U.S. missile systems come to Japan amid policy shifts and China concerns
米国の最新鋭ミサイルシステムが、政策転換と中国への懸念が高まる中、日本に到着した。
Sep 10, 2025
米国軍は初めて、中国軍の脅威に対抗するための最先端ミサイルシステムの一部を、自衛隊との合同訓練に投入する。これは、日本が自国の防衛能力強化を図るという政策転換の一環であり、東京は自国も長距離兵器を配備する方針だ。タイフォン中距離ミサイルシステムと海兵隊・海軍遠征艦艇防御システム(NMESIS)は「暫定的に」配備され、9月11日から25日にかけて沖縄県をはじめとする各地で米海兵隊と陸上自衛隊が実施する「レゾリュート・ドラゴン」演習で運用される。この演習は、領土紛争が発生した場合の奪還作戦を想定したものだ。
日本の「専守防衛」の原則に基づき、東京はこれまで、こうした兵器を国内に配備することに慎重な姿勢を示してきた。合同訓練であっても例外ではなかった。
しかし、近年、この姿勢に変化が生じ始めている。特に、2022年に発表された日本の国家安全保障戦略では、「反撃能力」の獲得、防衛費の増額、同盟国との協力強化、そして中国による「前例のない」脅威への言及など、安全保障政策の転換が明確に示された。
ランド研究所の日本問題専門家で政治学者の青木奈緒子氏は、「タイフォンとNMESISをレゾリュート・ドラゴン演習に投入することは、日本の安全保障環境の変化に対応し、制約の中で政策を調整していることを示すもう一つの兆候だ」と述べた。さらに、「中国の地域における軍事活動の活発化、そして武力行使による現状変更の可能性に対する懸念が、日本がこうした措置を講じる大きな理由だ」と付け加えた。
こうした動きは、米国とロシアが締結した中距離核戦力(INF)条約が2019年に破棄された後、アジアにおける米軍が中国との軍事力格差を埋めるべく動き始めた状況下で起こっている。INF条約は、500~5500キロメートル射程の、核弾頭と通常弾頭の両方を搭載可能な陸上発射型ミサイルの開発・配備を禁止していた。
INF条約に加盟していなかった中国は、こうした兵器を大量に保有するに至った。国防総省によれば、中国は中距離弾道ミサイルと、射程がほぼ同じ地上発射型巡航ミサイルを合わせて約1800発、400発ほど保有しているという。専門家らは、これらの兵器は日米が紛争に及んだ場合、日本の米軍基地や自衛隊基地を攻撃するために用いられる可能性があると指摘しており、中国が特定の地域への敵軍の侵入や活動を阻止するための戦略の一環であるとみられている。
こうした兵器の多くは、先週北京で行われた第二次世界大戦における日本の敗戦を記念する軍事パレードで展示された。これは、米国、日本、そしてその同盟国へのメッセージであると広く受け止められた。
米国はINF条約を破棄した後、中国の兵力優位に対抗できる兵器の増強を進めてきた。例えば、近年、タイフォン弾道防空システムとネメシス対艦ミサイルシステムをフィリピンに展開している。
これらの展開は当初、訓練や試験を目的としていたとされているが、訓練終了後も両システムともフィリピンに留置されている。このため、同様の展開が日本でも行われる可能性について懸念が広がっているが、少なくとも現時点では、その可能性は低いと専門家はみている。
ハドソン研究所の日本問題専門家である村野正氏は、「最初の展開が長期化するとは考えにくい」と述べている。「最初の展開は、日本国内および海外の政治的反応、そして米国の可搬式ミサイルを導入する際の行政手続きや運用手順を検証するための試金石となるだろう」と村野氏は言う。
ザ・ジャパンタイムズ紙が入手した情報によれば、フィリピンに展開されたタイフォンとネメシスシステムは現在も同地に駐留しており、南西諸島に展開されたのは追加部隊である。これは、米国とその同盟国が中国を取り囲むようにミサイル抑止力を構築する取り組みの一環と見なされる可能性がある。
北京は既に、山口県岩国にある米海兵隊岩国基地へのタイフォンシステム配備を強く批判しており、先月、「この配備は他国の正当な安全保障利益をさらに損ない、地域の戦略的安全保障に深刻な脅威を与える」と表明した。タイフォンシステムは、対艦・対陸目標を攻撃できるSM-6防空ミサイルや、最大射程1,600kmのトマホーク巡航ミサイルを発射できるため、特に中国の警戒感を高めている。トマホークは米国の艦艇や攻撃型潜水艦に常備されており、SM-6ミサイルの射程は最大240kmである。
一方、NMESISシステム配備については、北京の反応はやや控えめだが、中国の専門家らは、台湾をめぐる紛争時の作戦計画を複雑化させる可能性があると警告している。NMESISは、機動性の高い無人車両に、射程185kmの対艦ミサイル発射機2基を搭載したシステムで、米軍はこれによって陸上から迅速に敵艦を撃沈したり、その他の海上目標を攻撃したりできる。
NMESISシステムは米海兵隊、特に沿岸機動部隊が運用することを想定しているが、タイフォンシステムは陸軍の多域作戦部隊(MDTF)が運用する。
さらに、これらのシステム配備が長期的なものとなる可能性を示唆するように、国防総省はMDTFを日本に派遣し、米陸軍日本方面隊司令部と統合することを計画していると発表した。これは、米軍日本方面司令部が「戦闘能力」を有する統合司令部へと再編されるという動きと相まって注目を集めている。
米軍だけが、抑止力を強化すると同時に、潜在的な紛争時のリスクを一段と高めるような兵器システムの開発・配備というタブーを破っているわけではない。
射程約1000kmで、中国沿岸部や東シナ海の大半を攻撃圏内とする、日本の新型地上発射型12式ミサイルの改良型も、今回の「レゾリュート・ドラゴン」演習に参加する予定です。
さらに注目すべきは、日本が先月、新たな対抗攻撃能力として、敵を牽制し標的を攻撃するための長射程ミサイルを、来年3月から熊本県内の軍事基地に、そして2027年度には静岡県内の別の基地に初めて配備する計画を発表したことです。防衛省によれば、国産の12式ミサイルの艦艇発射型と航空機発射型も、当初の予定より1年早い2027年度に実戦配備される予定です。
こうした配備計画は、中国人民解放軍(PLA)が台湾周辺の日本の領土に近い離島付近で訓練を頻繁に行い、さらに太平洋の奥深くまで活動範囲を拡大している状況下で発表されたものです。
日本が先月発表した防衛白書では、昨年8月に中国軍機が日本の領空に侵入したこと、そしてその翌月に中国の航空母艦が日本の領海に接近したことについて、いずれも初めての事例として懸念を表明しています。
北京は近年、こうした慣例を次々と破り続けており、2隻の航空母艦を西太平洋の奥深くへ派遣したり、夏場には日本の航空機に何度も接近するなど、衝突の危険性を招く行動を繰り返しています。
村野氏は、中国の軍備増強と防衛姿勢が日本に防衛政策の見直しを迫ったことは「明白」だとしながらも、「これは長年にわたり明らかだったことだ」と指摘しました。
「つまり、『PLA要因』だけでは、最近の米軍ミサイル配備容認という変化を完全に説明できない」と村野氏は述べています。
「より決定的な変化は、日本の国産対地攻撃ミサイルの配備がようやく開始されることだ」と村氏は付け加えました。「日本が自国で同等の地上発射型ミサイルを配備するのであれば、米国が同様のシステムを配備することに対する国内の反発は、相対的に小さくなるだろう」と村野氏は述べています。
さらに、日本とその協力国が最近示した事例も、こうした動きを後押ししている。フィリピン以外にも、オーストラリアでは7月、日豪合同軍事演習「タリスマン・セイバー」において、タイフォンが実戦配備され、実際に海上目標を撃沈した。村野氏は、こうした事例は、政府が政治指導者や懸念を持つ地元住民に対し、「武器配備によって迎撃対象国となるリスクを日本が単独で負う必要はない」という主張をより説得力のあるものにするだろうと指摘する。最終的に、米軍の配備は、従来から警戒心の強い日本国民に対し、日本の安全保障がこうした措置に依存しているという認識を浸透させるのに役立つ可能性がある。ランド研究所の青木氏は、米軍の配備は「日本国内にこうしたシステムが必要となる可能性について、国民の認識を少しずつ高めようとする試みだ」と述べ、これは武器の長期配備につながる可能性を示唆している。しかし、青木氏は、こうした措置は国民の強い支持が不可欠であると強調した。「国民の同意がなければ、たとえ法的に可能であっても、日本にこうしたシステムを恒久的に配備することは難しいだろう。」
https://www.japantimes.co.jp/news/2025/09/10/japan/us-deploying-missiles-system-in-okinawa/